ニコン、初心者向け操作性とフルサイズ画質を両立した「Z5IIC」を発表
ニコンは2026年9月24日、Zマウントを採用したフルサイズ(FXフォーマット)ミラーレスカメラ「Z5IIC」を発表した。上位モデル譲りの基本性能を備えつつ、初めてカメラを手にする層でも直感的に扱える撮影機能や携帯性に優れたボディ設計を取り入れている。
初心者の撮影を支えるシーンモードとレシピ機能
同社のフルサイズ機として初めて、モードダイヤルに「シーンモード」を採用した。ポートレートや夜景、ペット、料理など全15種類のシーンから選ぶだけで、カメラ側がホワイトバランスやピクチャーコントロールなど複数のパラメーターを自動調整する。
クリエイターが作成した画作りの設定を呼び出す「イメージングレシピ」にも対応しており、本体の専用ボタンから即座にプリセットを呼び出せる。撮影後に色味を加工する手間をかけずに、意図した雰囲気をそのまま写真や動画に反映できる。
フラッグシップ級の基本性能と手ブレ補正
画像処理エンジンには、最上位機種と同じ「EXPEED 7」と裏面照射型CMOSセンサーを搭載した。ディープラーニング技術を活用したAI被写体検出機能には、ニコン製カメラとして初となる「魚」の検出を追加している。
ボディ内手ブレ補正機構は中心部で最大7.5段の補正効果を持ち、暗所や手持ち撮影時のブレを低減する。連写性能は最高約14コマ/秒で、シャッター全押し前から撮影を開始する「プリリリースキャプチャ」使用時には最高30コマ/秒の記録に対応する。
携帯性を高めたボディと多彩な動画機能
上部をフラットに仕上げた段差の少ないデザインにより、バッグへの出し入れが容易になった。外装はブラックとシルバーの2色を展開し、マグネシウム合金を用いた防塵・防滴配慮設計となっている。背面モニターには3.2インチのバリアングル式を採用し、スマートフォン感覚のタッチ操作で合焦や設定変更が行える。
動画性能では、4K 60fps(DXフォーマット切り出し)およびフルHD 120fps記録をカバーする。PCとUSBケーブルで接続するだけでウェブカメラとして認識される「UVC/UAC」規格に準拠するほか、被写体をカメラ正面にかざした際にすばやくピントを合わせる「商品レビューモード」やN-Log記録も備え、配信やVlog用途への適応力を高めている。